小さくて大きい心遣い

 

緊急事態宣言が今日で終わり明日からまた学校が始まる

その前に伸び切って制御の利かなくなったまっすぐでお堅い髪の毛を少しでも整えてあげなければならない

早くしなければという思いと明日でいいという思いを葛藤させながらとうとう2日前まで伸ばし続けていた

そして昨日美容室の予約を取ったのだが14時半から15時らしい

実に中途半端である

13時頃に近くのコインパーキングに停める

せっかくだからご飯でも食べよう

ちょうどよいカレーの食べられる喫茶店のようなカフェに入った

ポークカレーが600円、+50円でコーヒー、サイコロでぞろ目が出れば無料

なんともココロオドルうたい文句ではあったが

36分の1を簡単に引くはずもなく

1,2,3が並んでいた

「ハズレですが縁起は良いですね」

そういわれ苦笑いをしながら1万円札を渡した

「まずは大きいほうから5000、6000、7000、8000、9000円、、、9000円です」

その瞬間前のほうにあった5000円札を後ろに回した

僕が取り出した1万円札の向きを見て合わせたのだろうか

何気ない、小さいことだがこれをする人は少ない

毎回5000円札を渡されるときは自分でやっているが意外と煩わしいものでもある

この小さくて大きな心づかいのできる人になろう

店の名前を見るのは忘れたがつぎまたここに来よう

無料になっていたら気づけなかったことだろう

たしかに縁起の良いことだった

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100万あったら

「100万円あったら」

今週のお題らしい

もし100万円あったら、何に使うだろうか

 

1年前アルバイトはしていなかったがまとまったお金が欲しかった

「10万円あれば…」

そんなことを考えていた

10万円を元手にパソコンを買い何かしらで稼いでやりたいと思っていた

そんな中、国からの補助金で10万円が振り込まれることになったのだ

すぐに、近くの家電量販店でパソコンを買った

パソコンで何ができるのかアフィリエイトや動画作成の本を購入した

それで終わった、そこで満足してしまった

それ以降は大学のオンライン授業を受けるそれ以上それ以下ではないものになった

それから一年後無意味なブログを書く趣味をこなすオプションが追加された

 

その時を振り返るとそれがもし100万円に増えたとして何になるのか

 

おそらく何にもならないのだ

100万円の無駄遣いをする権利を得る

そして200万円あればという

 

急に入るお金の使い道なんてそんなもんでいい

ただとりあえずは2000円以上の本や10000円以上の服を買うのをためらうのでその時にその額の商品券を財布に入れておいてほしい

 

140円の限りなき挑戦

数か月前、一人暮らし3年目にして花を飾ることにした

特に深い理由はない、ただ生活に彩りを考えただけだった

男一人で花屋でうろたえていると向こうには贈り物用と思われるらしく声を掛けられ優しさに触れる

「プレゼントですか」

「…いえ、飾るようです、自分用に一輪だk…」

「素敵じゃないですか」

「何かおすすめはありますk…」

などと話しながら選んでいた。

店員さん曰く、バラ、カーネーション、ガーベラが初心者向きらしい。

そこの花屋には値段は書かれていない

相場すらもわからないままなんとなく一番安そうな赤いガーベラを一輪だけ買うことにした

 

140円

帰りに100均で花瓶を買い家に着く

飾ってみるとセロハンで固定されていた花は少し閉じていたがすぐに開いた

 

赤いガーベラの花言葉は「神秘の愛、前向き、限りなき挑戦」らしい

確実に花のある生活がその日からスタートしていること

値段に日和って選んだ花も、数ある色から赤を選んだことも、そもそも花を飾りたくなったのも

別に偶然ではないように思えた

 

 

 

文字を書くこと

僕は才能のある人間ではありません。

他の人とは違う感性を持ってるとか、人を俯瞰してみているとかそんな自惚れを持っているわけでもありません。

ただ、誰かと話していて「ズレてる」と思うことがよくあります。

本当によくあります。その時は人のせいにして、いじけて、みじめになって、嫌気がさして、ただ目をそらし続けてきました。

でもその何かに目を合わせたくなった気まぐれに任せて

ここに「文字を書くこと」にします。

日常の雑多をここにのせ、誰かの目に留まり、

そして「ズレ」た何かに、「曲がった感情」にまっすぐ向き合えたらいいなと思います。