小さくて大きい心遣い
緊急事態宣言が今日で終わり明日からまた学校が始まる
その前に伸び切って制御の利かなくなったまっすぐでお堅い髪の毛を少しでも整えてあげなければならない
早くしなければという思いと明日でいいという思いを葛藤させながらとうとう2日前まで伸ばし続けていた
そして昨日美容室の予約を取ったのだが14時半から15時らしい
実に中途半端である
13時頃に近くのコインパーキングに停める
せっかくだからご飯でも食べよう
ちょうどよいカレーの食べられる喫茶店のようなカフェに入った
ポークカレーが600円、+50円でコーヒー、サイコロでぞろ目が出れば無料
なんともココロオドルうたい文句ではあったが
36分の1を簡単に引くはずもなく
1,2,3が並んでいた
「ハズレですが縁起は良いですね」
そういわれ苦笑いをしながら1万円札を渡した
「まずは大きいほうから5000、6000、7000、8000、9000円、、、9000円です」
その瞬間前のほうにあった5000円札を後ろに回した
僕が取り出した1万円札の向きを見て合わせたのだろうか
何気ない、小さいことだがこれをする人は少ない
毎回5000円札を渡されるときは自分でやっているが意外と煩わしいものでもある
この小さくて大きな心づかいのできる人になろう
店の名前を見るのは忘れたがつぎまたここに来よう
無料になっていたら気づけなかったことだろう
たしかに縁起の良いことだった